玉井恵美子展

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『でっかい木、とどけよう』 SO SEA  emiko tamai 衣展

2011年5月17日(火)〜5月22日(日)
11:0019:00(最終日18:00まで)


星ケ丘という町に、古い洋裁学校があって
その裏庭で主人と共にきっさ室を営んでいます。
そこには沢さんの仲間が集って来て
やがて季節の匂いの中で、
風の音を聞き、歌を歌いはじめます。
珈琲をたてるかたわらで、
主人は古木で舟をつくりはじめ、
私は去年から衣を縫うことをおぼえはじめました。
まだまだ手がおぼつかず、去年は同じ形のズボンを縫い続けました。
ひとつのズボンに「じゅず玉と言うなのパンツ」「帆と言うなのパンツ」などと
その時の気持ちや言葉をそえて仕上げてゆきました。
そうするとズボンは、実用的なものだけでなく、
身によせる人と共に物語となって、安心したり、特別なものになったり、
深まりを示してゆきます。
そんな裏庭のきっさ室から、
人や、時間や、気持ちが繕われた中から、
仕上がった衣や日々の言葉を、
今回タンバリンギャラリーに届けれたらいいなと思います。
『でっかい木、とどけよう』といっても、
実はまだ小さなスイカの種ほどのものなのですが、
気持ちだけは、でっかい気持ちを届けたいんです。
どうぞ、みなさんとお会い出来ることを楽しみにしています。

『日々の中で、誰もがモノを作り表現することが出来る。』と
教えてくれた故永井宏さんに、今回の展示を捧げます。

SO SEA  玉井恵美子


090724_1754001.jpg玉井恵美子 1978年生まれ 大阪在住

2002年 星ケ丘という町で、昭和初期に建てられた洋裁学校の敷地内の一角で、SEWING TABLE COFFEEと言う喫茶室を主人と共に営む。
 2010年 珈琲をいれるかたわらで、この場所から紡ぎだされた衣 : SO SEA(ソーシー)を立ち上げ、日々の中で手を動かすことを楽しんでいる。著書に『夾竹桃の花が揺れる頃に』ウインドチャイムブックス出版がある。

http://www.tamazkue.sakura.ne.jp/pg1.html


<SO SEAレセプションティータイム>
5/21(土)14:00〜16:00
オカズデザインさんの季節の柑橘レモネード、
焼き菓子などをご用意してお待ちしております。
参加費¥1,000
www.okaz-design.jp



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