新井淳夫「フランスの最も美しい村々」-第3章-
Atsuo Arai
Les plus beaux villages de France - Chapitre troisième -
新井淳夫「フランスの最も美しい村々」-第3章-
2013年10/1(火)~10/6(日)
11:00~19:00(最終日は18時まで)
Opening Party/初日18:00~20:00
毎年10月初旬にこのフランスの美しい村シリーズの展示を始め、今年で3回目、第3章を迎えます。全156村の認定の中、ちょうど78村をローカルバスで回り終えたところです。
昨年、第2回展をタンバリンギャラリーで終えたあと、すぐにパリに戻り次の地方へ出発。
「11月、フランス南西部のポワトー・シャラント地方。ボルドーのある温暖な海岸部は、向日葵の咲いてるところも。塩田や牡蛎の養殖で成り立つ村など。
12月中旬から年末にかけて、南東部のローヌ・アルプ地方からエクサンプロバンスのあるラングドック・ルシヨン地方ヘバスへ移動しながら、点在する村々に立寄りました。また今年も地方の街でクリスマスを迎える事に。
1月、パリから近い場所の村へ。地べたに直接座って描くので寒さがしみます。
2月初旬、地中海に浮かぶコルス(コルシカ)島へ。暖かいと思っていたら、海岸からすぐに2千超級の山が連なり独特な地形。おかげでバスは大雪のため立ち往生。風景は世界自然遺産を含め、色彩が濃いです。
2月中旬、南東部ミディ・ピレネー地方。ロット川が作る景観に会わせた村や、赤い村など多彩な絶景。
4月、ノルマンディー地方。木組みの家並みなど素朴な村々。
7月、南西部イタリア国境沿いのアルプスの村々。山の中の牧歌的な村や、超パノラミックな村など感動の連続。ちょうどツールドフランスと重なり、キャンピングカーや自転車移動の観光客が道路にうじゃうじゃ。
8月初旬、ブルターニュ地方。海沿いの村や、英国との関係深い村など。
8月中旬、北東部のコンテ地方からワインのブルゴーニュ地方へ移動。川や運河と水との関わりのある村々が。」
日本でも北海道と沖縄が自然、気候風土が違うように、フランスも各地域独特です。少し前は他国の領土であった地域は、例えばコルシカ語であったりブルトン語であったり、今回も通じない事が多々ありました。
フランス国内の旅もここで折り返しになって来ましたが、鉄道・バスで回っていると、徐々に村と村の距離が長くなって来ました。中には移動にTGVを使う事も。今後はもっと大変になってくる事が予想されます。
フランスは都市部や観光地だけが顔じゃない。いろんな顔を持っている事の発見が共有出来たらと思います。
(9月2日、パリにて)
新井淳夫/Atsuo Arai
http://www.facebook.com/atsuo.arai