大社優子 / niji ー虹ー

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大社優子 写真展 /niji ー虹ー

2014/10/21(火)〜 10/26(日)
11:00〜19:00(最終日〜18:00)
 *作家は14時以降に在廊予定です。
 *期間中「レインボウ・スタジオ」開店します。(大社在廊時のみ)
  大社カメラマンがあなたの写真をお撮りします。(プリントして後日郵送、¥1,500〜)

今年9月に、大阪・星ヶ丘ソーイングテーブル・カフェで行った展覧会「虹」。
今回の個展のきっかけとなった展示です。
昨年、小山千夏さんが声をかけてくれて始まった、「虹」というプロジェクト。
鎌倉にある千夏さんのお店、fabric camp は、いろいろな国の布や材料を扱っている。
そこで一年に一度開催されている「スクランプシャス祭り」は、
ご夫婦で洋服や小物を作っている、スクランプシャスという
真鶴にあるお店の洋服のオーダー会。
fabric campの布とスクランプシャスの服のパターン。 
着る人、見る人の心を弾ませる服。
踊ってしまいたくなるような、色、柄、かたち。旅の匂い。
お祭りでオーダーした皆さんに集まってもらい、
それぞれに着こなした様子を、写真に残そう、というところから始まり、
鎌倉と真鶴で撮影することになった。

そして、皆と一緒に星ヶ丘ソーイングテーブル・カフェで展示をした。
スクランプシャスとfabric campの服や布、小物、それぞれが作った本。
私は、坂本真衣子さんに装丁してもらった、大きな写真集を。
撮影していくうちに感じた、
千夏さん、スクランプシャスののんちゃん、ヤンくん、彼らのこれまでのストーリー。
それから、それぞれの街に吹く風や、匂い、森、水、人の息遣い。
ふと、今、仲間と共有していること、時間、いろいろと振り返る。
この数年間のうちに、感じてきたこと。

大切な繋がりの中に、私はいるのだった。
千夏さんが付けた展示のタイトルは「虹」。
それは鎌倉から真鶴、そして星ヶ丘まで架かった。
星ヶ丘に行くと、温かく迎えてくれるいつもの仲間がいる。
無邪気な笑顔と、サイフォンで淹れたコーヒーの香り。
庭ではたくさんのコスモスが揺れる。
数年前まで、こんなパラダイスを私は知らなかったのだ。
これらのほんとうに愛おしい出来事を、大きな虹のように感じる。
あらためて、私なりの「虹」をもう一度表現してみようと思う。
across 鎌倉、真鶴、星ヶ丘、タンバリンギャラリー

虹、rainbow。
空に伸びる仲間の声だったり、
人や場所を繋ぐ橋だったり、
いろんなものが共鳴したときに、現れるもの。

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大社優子(おおこそ ゆうこ)

横浜生まれ。写真家・森日出夫氏に師事したのち、2001年に独立。
近年の個展「HEARTS AND FLOWERS」「bottom of the garden」では
植物を被写体とした作品を発表している。
主な仕事に「『なると屋+典屋』の野菜をいただく」(主婦と生活社)、
「ボタンとリボン(WINDCHIME BOOKS)など。
イラスト・デザインを手掛けるオダギリミホとduco(デュコ)としても活動。
ふたりでキッチンシスターズとして音楽パフォーマンスも行っている。
http://www.duco.jp/
http://www.kitchensisters.jp/


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